ISO認証取得コンサルタント
取得後のフォローが違います!
●お気軽にお問い合せください
050-3387-2131
- ホーム >
- お客様の声
お客様の声
特定医療法人友愛会 野尻中央病院
インタビュー内容
- Q1.認証取得に期待した事
従来は、各職員の力量の差による医療サービスの差、マニュアルがないことによる医療安全の未確立、患者満足度に対する意識の低さなど、他業種では当然として行っていることが医療の分野では当時未開の地でした。そこで、ISOを取り入れることにより品質管理(医療サービスの質の管理)の重要性を全職員に徹底することで、より地域に密着した、当院の方向性に沿って病院と職員が成長する事を期待しました。
- Q2.認証取得して改善された点
- 全部署のマニュアルを整備した事により、新入職員教育で有効的に利用でき、不適合や事故などの背景を遡及的かつ客観的に評価できるようになりました。
- 患者様の当院への要望や、業務改善の提案など、建設的な意見を各種報告書へ記載することにより、気軽に表現できるようになりました。
- 当院の医療方針(品質目標)を実現するために、全部署が目標管理を策定しています。これを確実に実行・達成できるよう、管理責任者・ISO室長は各部署長と毎月面談を行い、工程管理をフレキシブルに対応しています。
- 患者満足度調査を年1回全部署で一斉に行っています。些細な声を積極的に吸い上げ、集計結果を様々な改善活動の情報源として有効活用しています。これまでは意見箱を設置していましたが、投函される数も少なく、改善活動への資料としては乏しいのが現状でした。
- Q3.認証取得後の課題
- ISO取得準備から約10年が経過しました。職員が当院のISOに対してごく自然と認識している点は喜ばしいところですが、その反面ISO自体がマンネリ化しているのも事実です。
- 不適合が生じることにより、新たな書類作成や、業務手順を増やす、ダブル・トリプルチェックにするなどの是正処置をとることがしばしばあります。しかし、これら是正処置により単に不適合が減少するのであればよいのですが、業務を煩雑にしてしまい、逆に新たな不適合が発生がたり、スタッフの多忙に繋がる事も時としてみられます。システム・手順・記録など新たに作成した場合、適時に見直し(レビュー)をし、業務をよりシンプルかつ確実なものに作り上げる(戻す)のが、今後の課題と考えています。
- 文書管理の煩雑さがみられます。当院には不適合報告書・予防処置報告書・事故報告書など各種報告書があり、全ての職員は、1.所定の用紙に記載、2.コピー・写真をとる、3.回覧、4.是正、5.回覧、6.効果確認、7.回覧など様々な工程で流れています。しかし、職員の多くが夜勤など不規則な勤務体制であり、スムーズな報告書管理が難しいのが現状です。また、数百枚の報告書が常に流れている事をリスクマネジメント委員会が把握するのも困難です。


宮崎市から車で西へ1時間、山が連なり自然豊かな西諸県郡野尻町に、特定医療法人友愛会野尻中央病院があります。内科系と外科系の診療の他、リハビリテーションも行う療養型の病院です。
野尻中央病院は、平成13年4月、腎・透析センターを対象に、九州の医療機関としては初めて国際標準化機構(ISO)による品質管理規格ISO9002の認証を取得しました。
平成14年11月にはISO9001:2000の移行審査も完了しました。